いつの間にか日の入りも早くなり、リハーサルが終わると辺りは薄暗くなっています。
さっきまで過ごしていた賑やかな時間から一転して、しんとした静けさのある帰路に着くと
肌寒さが際立ち、1年の終わりを身に染みて感じるようになりました。
そんな中、10月末から始まったSAPSリハーサルは、
あっという間に最終リハーサルを迎えました。
今週のリハーサルでは、ボディコントロールと気持ちのフェードが合い、
安定したパフォーマンスを全員が見せていました。
頑張ってきた過程やダンスに対して、自分の思いが高まれば高まるほど、
本番の舞台では気持ちが高揚し、その気持ちを伝えようとより手を伸ばし、
より強く力を込め、全力のパフォーマンスをしようとするものです。
しかし、今まで練習で積み重ねてきたもの以上の力を発揮しようとすれば、
ボディコントロールが効かず、バランスを崩し、
本来持つ力を100%発揮できなくなることが毎年の課題でした。
12日も13日もリラックスして、本来持つ力を十分に発揮して
安定したパフォーマンスを見せていたARTっ子達。
舞台から見渡した景色がもう見えていたのでしょうか。
“届けよう”という思いもより一層強く感じ、胸の熱くなるシーンがたくさんありました。
載せきれていませんが、いい表情をして踊っているARTっ子達の写真が山ほどあります!
基礎を知り、コツコツと続けて個人の力をつけ、自分の足で立ち続けてきました。
成長していないARTっ子は1人もいません。
そして同じように力をつけ肩を並べる仲間が増え、何かを成し遂げようとする時に感じる力。
ダンスを離れた日常でどんなことがあっても、
このリハーサル期間で得た力は、みんなにとって何よりもみんな自身を勇気づけ、
力強くするパワーに溢れていたことでしょう。
さあ、本番までもう数日となりました。
泣いても笑っても、2020年というこの年の品川発表会は1度きり。
笑顔で弱気も風邪も吹き飛ばし、
全員で舞台に乗れるように本番までの残りの期間を過ごしていきましょう✨